私は当院の理念の一部である「その人らしい生き方を尊重する」ということに共感しております。私がやりがいを感じる場面としては多職種で連携し「その人らしさ」を引き出し支援することができた時です。現在、地域包括ケア病棟にてさまざまな疾患の患者さんに対してリハビリを提供しております。中でもボツリヌス療法後のリハビリにも取り組んであり、回復期退院後の患者さんが再び機能改善や生活の質の向上を目的に入院しリハビリを希望されております。中には脳卒中発症後から5年以上経過している方もおり、麻痺している手を使用、管理することが困難となっている方もおります。
そのような患者さんに対して、現在生活に困っていることや今後できるようになりたいことなどを聴取し、多職種で連携し情報共有を行いリハビリの目標をご本人と設定していきます。全ての患者さんに希望
に沿った支援を行うことは難しいこともありますが、チーム一丸となり支援していくことで患者さん一人ひとりの「その人らしさ」に近づき患者さんやご家族からの喜びの声が聞けた際にはすごく達成感ややりがいを感じます。
今後もその人らしい生き方を支援していくためには患者様の思いを大切にし、それを多職種と共有して働いていきたと思います。