仕事のやりがい

Vol.029
2025.11
理学療法士
勤続年数: 6年9ヶ月

母として、理学療法士として

私は理学療法士として7年目になります。以前は同じ健育会グループの別病院で勤務しており、湘南慶育病院に来て4年目になります。
2年前に出産を経験し、産休・育休の期間は医療現場から離れることになりました。時短勤務となったことで、同僚や他職種スタッフと話し合う機会が減り、チーム医療に必要な情報共有が十分に行えないことへの葛藤もありました。また、家庭の事情でやむを得ず出勤できないこともあり、家庭と仕事の両立の難しさを痛感しました。
それでも、私のように子育てをしながら働く職員が過ごしやすい環境をつくろうと、部署の皆さんがさまざまな取り組みをしてくださったおかげで、再び現場に戻ることができました。特に、「ママさん復帰プログラム」と題して、治療機器・評価機器の使用方法を含めた再学習の機会を設けていただけたことは、私にとって非常に大きな支えとなり、現場復帰をスムーズに進めるうえで大変助けになりました。
理学療法は日々進歩しており、自己研鑽の時間を十分に確保することは難しい状況ですが、上司や同僚に支えていただきながら働けている環境にとても感謝しています。新しい技術や知識の面では周囲と比べて不足している部分もあるかもしれません。しかし、母になったからこそ見える視点があるとも感じています。
子育てに「正解」がないように、患者さんの「その人らしさ」にも正解はありません。視点が変わった今の私だからこそ提供できるリハビリテーションを通して、患者さんやご家族の「その人らしさ」と向き合っていくことが、現在の私の何よりのやりがいです。