放射線科
放射線科は、医療における画像診断において、高度な専門知識と技術で医療に貢献する重要な部門です。その役割は多岐にわたり、患者さんの診断と治療に不可欠な貢献をしています。以下に、放射線科の主な役割、使用機器について説明します。
放射線科の役割
各種画像検査の実施
- X線撮影、CT検査、MRI検査など、医師の指示に基づき、様々な画像検査を実施します。
- 患者さんの状態や検査目的に合わせて、最適な検査方法を選択し、正確な画像情報を提供します。
検査機器の操作と管理
- 高度な医療機器を安全かつ正確に操作し、最適な画像を提供します。
- 定期的な点検やメンテナンスを行い、機器の精度と安全性を確保します。
被ばく線量の管理
- 放射線を使用する検査において、患者さんの被ばく線量を最小限に抑えるよう努めます。
- 適切な防護具の使用や撮影条件の最適化など、被ばく低減のための対策を実施します。
他の医療スタッフとの連携
- 医師、看護師、その他の医療スタッフと連携し、チーム医療を推進しています。
CT検査注意事項
CT検査とは
CTはコンピューター断層撮影法(Computed Tomography)の略です。
身体にX線を照射し、通過したX線をコンピューターで処理することにより、身体の内部を画像化する検査です。ベッドの上に横になって、リング状の装置の中を通過して撮影を行います。
検査時間は5~20分程度です。
注意事項
① 食事・内服薬等について
- 腹部検査または造影検査の方は、検査予定時間の4時間前から食事をとらないでください。
- 膀胱の検査を受ける方は検査2時間前より排尿は避けてください。
- その他の部位の検査の方は、食事等の制限はありません。
- 内服薬は、担当医からの中止の指示がない限り、平常どおりお飲みください。
② 妊娠中または妊娠の可能性がある方
- 原則として検査を行いません。事前に担当医にご相談ください。
③ 心臓ペースメーカ・ICD(植込み型除細動器)について
- 装着中の方は、ペースメーカ手帳、ICD手帳をご持参ください。
④ 服装等について
- 検査によっては、検査着に着替えていただく場合がありますので、着替えやすい服装でお越しください。
- 補聴器や入れ歯、アクセサリー類を外していただく場合があります。
⑤ 当日の受付について
- 検査当日は検査時間の20分前、造影検査は30分前までに1階再来機で受付を済ませて頂き、2階F受付にお越しください。
- ※ 着替えなどの検査準備がありますので、時間に余裕をもってご来院ください。
- ※ 受付が遅れますと、当日検査が受けられない場合がありますのでご注意ください。
造影検査後の注意事項
- ① 検査後は造影剤の排出を促すため、水分制限のない方は水分を多めにとってください。
- ② 授乳中の方は、造影剤使用後48時間は授乳を中止してください。
- ③ 数時間~数日の間に遅発性の副作用が生じる可能性がまれにあります。
かゆみ、蕁麻疹、嘔気などの症状が現れた場合は、病院までご連絡ください。
MRI検査注意事項
MRI検査とは
MRIは磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の略です。
強い磁場と電波を使って、身体の内部を画像化する検査です。ベッドの上に横になって、大きなトンネルの中に身体を入れ検査を行います。検査時間は、20~45分程度です。
注意事項
① 食事・内服薬等について
- 腹部検査または造影検査の方は、検査予定時間の4時間前から食事をとらないでください。
- 膀胱の検査を受ける方は検査2時間前より排尿は避けてください。
- その他の部位の検査の方は、食事等の制限はありません。
- 内服薬は、担当医からの中止の指示がない限り、平常どおりお飲みください。
② 服装等について
- 検査着に着替えていただきますので、着替えやすい服装でお越しください。
- マスカラやアイシャドウなどのお化粧は避けていただくようお願いします。
- コンタクトレンズを装着されている場合は外していただきますので、ケース・保存液をお持ちください。
- 以下のものは検査室内に持ち込むと危険ですので検査前に必ず外していただきます。
- ※ 時計や鍵、アクセサリーなどの金属類・入れ歯・補聴器・携帯電話などの精密機器、湿布などの貼り薬、エレキバン・カイロ・ヒートテック・遠赤外線下着・磁石を使用している導尿管
③ 当日の受付について
- 検査当日は検査時間の20分前、造影検査は30分前までに1階再来機で受付を済ませて頂き、2階F受付にお越しください。
- ※ 着替えなどの検査準備がありますので、時間に余裕をもってご来院ください。
- ※ 受付が遅れますと、当日検査が受けられない場合がありますのでご注意ください。
造影検査後の注意事項
- ① 検査後は造影剤の排出を促すため、水分制限のない方は水分を多めにとってください。
- ② 授乳中の方は、造影剤使用後48時間は授乳を中止してください。
- ③ 数時間~数日の間に遅発性の副作用が生じる可能性がまれにあります。
かゆみ、蕁麻疹、嘔気などの症状が現れた場合は、病院までご連絡ください。
使用機器

CT(コンピュータ断層撮影)
CT(コンピュータ断層撮影)検査は、X線を用いて得たデータをコンピューターで処理し、身体の断面を画像化する検査です。短時間で広範囲の撮影が可能で、様々な疾患の診断に役立ちます。必要に応じて、断面画像を重ね合わせて立体的な3D画像を作成することも可能です。当院では最新のCT装置を導入しており、より高精細な画像を提供できます。

MRI(磁気共鳴画像)
MRI(磁気共鳴画像)検査は、人体に磁場と電波を作用させて得られた情報を、身体の断面像として画像化する検査です。X線を使用せずに検査を行うため、放射線被ばくがありません。CTでは描出できない軟部組織の描出に優れています。

一般撮影装置
MRAD-A50S/B1
AeroDR
一般撮影検査は、レントゲン検査とも呼ばれる、最も一般的なX線を用いた検査です。身体を透過したX線により体内の画像を写し出します。胸部、腹部、骨など様々な疾患の診断に用いられます。当院では、最新のフラットパネルディテクタを用いたシステムを導入し、少ない被ばく量で高画質な画像を得ることができます。

X線透視装置
X線を連続的に照射して、体の動きをリアルタイムに観察する検査です。
消化管の検査や血管造影などに用いられます。
当院では、高画質の透視画像が得られるフラットパネル装置を導入しています。

マンモグラフィー
マンモグラフィーは、乳房専用のX線検査です。乳房を圧迫することにより均一で鮮明な画像が得られ、腫瘍や石灰化病変など、手で触っても分からないような早期病変も発見可能となります。当院では、高画質の画像が得られるフラットパネル装置を導入しています。女性医師・技師が検診を担当しており、女性が安心して検査を受けられる環境を整えています。

密度測定装置
骨の密度を測定し、骨粗しょう症の診断に用いる装置です。
短時間で測定でき、被ばく量も少ないです。

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